OCC News Vol.38(2024.12.6)
2024/12/06 (Fri) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2024.12.6発行 Vol.38
「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」開催及び概要の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
当財団では、耐火物技術者のレベルアップを図って様々なセミナー(下記の概要参照)を開催していますが、今回は、来年2月開催予定の「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」についてご案内いたします。
本セミナーは耐火物中級講座として位置付けております。
耐火物にある程度携わり、耐火物の理解を深めている中堅クラスを対象にして、ここで基礎に立ち返って勉強し直したいと思っている技術者のご要望にお応えする内容になっています。
耐火物は主に高温における化学的要因と物理的要因から理解することができます。前者の化学的要因では、「熱力学」、「相平衡状態図」が重要かつ基礎的な要素技術であり、その解析技法としてFactSageがあります。「熱力学」「FactSage」のセミナーは2020年から毎年開催し、「相平衡状態図」は本年度より始めました。一方の物理的要因では、「伝熱」、「熱応力」が基礎的な要素技術であり、その解析技法としてSolidworks(3次元CAD/CAE)があります。今年度よりSolidworksについては個別企業を対象とした指導塾の形式でセミナーを開設しました。
今回開催する「伝熱」及び「熱応力」は、Solidworks等の汎用CAEの解析結果等を理解する上での基礎的な学問分野になっています。
「伝熱」では、定常伝熱解析に的を絞って、フーリエの法則をどのように適用していくか実践的課題を用いて、理解を深めていただきます。一例として、「鍋のライニング内温度」を求めます。ウェアー、セーフティー、鉄皮の3構成のライニングのうち、セーフティーの一部を断熱材にしたときの伝熱効果(鉄皮温度、放散熱量、蓄熱量)を手計算(一部エクセル使用)で求め、伝熱解析の理解を図ります。さらに、伝熱解析で必須データである熱伝導率の測定原理を解説し、続いて有限要素法による非定常伝熱解析の実炉への応用例を紹介し、伝熱解析がどのような課題に適用できるか知見を広げて頂きます。
「熱応力」では、まず耐火物の亀裂発生に関わる主応力の説明をできるだけ数式を用いず、視覚的にわかるモール円を用いて行い、その概念を修得して頂きます。続いて、熱応力とは何かを簡単なモデル解析により解説します。一般に、加熱時は加熱面に平行な亀裂が生じ、冷却時は冷却面に垂直な亀裂が生じると説明されるケースが多々見られます。一例として、この現象が並型れんがの加熱/冷却面の取り方、加熱/冷却時の熱衝撃の程度などによってどのように変化するかを検討してみます。さらに、熱応力解析で必須データになる弾性率の測定方法、及び原理を解説し、続いて有限要素法による熱応力解析の実炉への応用例を紹介し、熱応力解析がどのような課題に適用できるか確認して頂きます。
なお、伝熱解析、熱応力解析でどうしても避けて通れないのが有限要素法の利用です。本セミナーでは、その概念を学ぶことを目的に、数式をできるだけ減らした1次元ないし2次元モデルモデルによる解説を試みます。
セミナー開催は下記の日程、場所です。奮ってご参加の程、よろしくお願いいたします。
(内田)
【開催日】2025年2月21日(金) 13:00~
【場所】岡山セラミックスセンター セミナー室
【参加申込】岡山セラミックスセンターのホームページからお申込みください。
セミナーの概要をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
▼ 「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」概要 ▼
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/37.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」開催及び概要の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
当財団では、耐火物技術者のレベルアップを図って様々なセミナー(下記の概要参照)を開催していますが、今回は、来年2月開催予定の「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」についてご案内いたします。
本セミナーは耐火物中級講座として位置付けております。
耐火物にある程度携わり、耐火物の理解を深めている中堅クラスを対象にして、ここで基礎に立ち返って勉強し直したいと思っている技術者のご要望にお応えする内容になっています。
耐火物は主に高温における化学的要因と物理的要因から理解することができます。前者の化学的要因では、「熱力学」、「相平衡状態図」が重要かつ基礎的な要素技術であり、その解析技法としてFactSageがあります。「熱力学」「FactSage」のセミナーは2020年から毎年開催し、「相平衡状態図」は本年度より始めました。一方の物理的要因では、「伝熱」、「熱応力」が基礎的な要素技術であり、その解析技法としてSolidworks(3次元CAD/CAE)があります。今年度よりSolidworksについては個別企業を対象とした指導塾の形式でセミナーを開設しました。
今回開催する「伝熱」及び「熱応力」は、Solidworks等の汎用CAEの解析結果等を理解する上での基礎的な学問分野になっています。
「伝熱」では、定常伝熱解析に的を絞って、フーリエの法則をどのように適用していくか実践的課題を用いて、理解を深めていただきます。一例として、「鍋のライニング内温度」を求めます。ウェアー、セーフティー、鉄皮の3構成のライニングのうち、セーフティーの一部を断熱材にしたときの伝熱効果(鉄皮温度、放散熱量、蓄熱量)を手計算(一部エクセル使用)で求め、伝熱解析の理解を図ります。さらに、伝熱解析で必須データである熱伝導率の測定原理を解説し、続いて有限要素法による非定常伝熱解析の実炉への応用例を紹介し、伝熱解析がどのような課題に適用できるか知見を広げて頂きます。
「熱応力」では、まず耐火物の亀裂発生に関わる主応力の説明をできるだけ数式を用いず、視覚的にわかるモール円を用いて行い、その概念を修得して頂きます。続いて、熱応力とは何かを簡単なモデル解析により解説します。一般に、加熱時は加熱面に平行な亀裂が生じ、冷却時は冷却面に垂直な亀裂が生じると説明されるケースが多々見られます。一例として、この現象が並型れんがの加熱/冷却面の取り方、加熱/冷却時の熱衝撃の程度などによってどのように変化するかを検討してみます。さらに、熱応力解析で必須データになる弾性率の測定方法、及び原理を解説し、続いて有限要素法による熱応力解析の実炉への応用例を紹介し、熱応力解析がどのような課題に適用できるか確認して頂きます。
なお、伝熱解析、熱応力解析でどうしても避けて通れないのが有限要素法の利用です。本セミナーでは、その概念を学ぶことを目的に、数式をできるだけ減らした1次元ないし2次元モデルモデルによる解説を試みます。
セミナー開催は下記の日程、場所です。奮ってご参加の程、よろしくお願いいたします。
(内田)
【開催日】2025年2月21日(金) 13:00~
【場所】岡山セラミックスセンター セミナー室
【参加申込】岡山セラミックスセンターのホームページからお申込みください。
セミナーの概要をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
▼ 「耐火物の伝熱・熱応力セミナー」概要 ▼
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以下のリンクからお問い合わせください。
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
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当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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