OCC News Vol.36(2024.10.11)
2024/10/11 (Fri) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2024.10.11発行 Vol.36
「走査型電子顕微鏡の紹介」
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)についてご紹介します。
走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM)は、試料の微構造の情報を得る観察手法です。微構造観察には、一般的な金属顕微鏡、実体顕微鏡、レーザー顕微鏡などの多くの装置がありますが、SEMは観察倍率10,000程度で観察できることから小さな領域を正確に測定するときによく用いられます。更に、SEMは他の顕微鏡では出来ない組成の分別が可能であり、これが微構造観察において有益な情報源となることから、使用頻度が高くなる顕微鏡の一つとなっております。
SEMの観察手法は、電子線を照射して表面状態を観察します。そのため、焦点深度が深く、幅広い深さでピントが合います。焦点深度がほぼ1点である他の顕微鏡は、倍率を上げれば上げるほどピントがずれて正確な観察が困難になりますが、この特性を有するSEMは高倍率でもピントがずれることなく観察できます。また、焦点深度が深いことは、多少の凹凸試料でも観察できることを意味し、観察試料の表面性状に左右されることが少なくなります。
その他の特徴として、SEMにはEDSという元素分析が可能な装置を付属できます。SEM観察では、試料が電子線を照射されることになります。この時に、試料に含まれる元素が励起され、特性X線という特殊なエネルギーを発生させます。このエネルギーは、元素ごとに決まっており、EDSはこのエネルギーの強さを検出および仕分けする装置となります。EDSを付属したSEMは、試料に含まれている元素の場所と量を観察画面上に表示でき、一般的な顕微鏡では同じように観察された試料もSEM-EDSでは全く異なった物質であると判断できます。ここでは、上記で述べた事柄について実際の観察事例を用いて紹介します。
各位の一層のご支援を賜りたいと思います。
▼走査型電子顕微鏡の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/35.html
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〔セミナー案内〕
▼第4回(2024年)測定・分析機能紹介セミナー▼
第1回は、OCRFが耐火物の分析センターとしての基盤を確立したことを宣言し、見学と実演を主にした内容とし、第2回目は、蛍光X線装置とICP装置に関するメーカー説明とOCRFにおける分析に関する適用事例の紹介を実施し、昨年、第3回は前半ではその続きとして、原子吸光分析装置の特性説明と取得データについての事例紹介を行い、後半では、OCCに最近導入した新規装置の紹介と適用分野を紹介させていただきました。
今年の第4回セミナーにおいてもOCCのさらなる新規装置でどんなことができるのかを広く知ってもらい、広く皆様に利用していただくことで新製品開発にもつなげていただきたいとの願いを込めて開催するものです。
【開催日時】2024年10月25日(金)13:00~16:40
【会場】岡山セラミックスセンター セミナー室(岡山県備前市西片上1406-18 TEL 0869-64-0505)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/152.html
▼第2回(2024年)分析技術&自動化セミナー▼
装置メーカーによる新たな分析技術及び人手(人材)に代わる自動化装置の紹介、IT、IoT、DXに関するセミナーを開催します。
【開催日時】2024年11月8日(金)13:00~16:55
【会場】岡山セラミックスセンター セミナー室(岡山県備前市西片上1406-18 TEL 0869-64-0505)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/144.html
▼第30回ヤングセラミスト・ミーティング in 中四国▼
本年の『ヤングセラミスト・ミーティング(通称:ヤンセラ)』は、徳島において開催します。この会は、優秀な若手セラミスト達が日頃の研究成果の中でもキラリと光る内容を発表するもので、新製品開発や新技術導入のヒントを得ていただくための研究並びに作品発表会です。
この行事には、中・四国エリアでセラミックスの研究開発を進める大学など学術研究機関の先生方も多数参加されますので、情報交換や交流を深める絶好の機会であると考えています。
日々、研究に邁進されている研究者に限らず、産・学の交流を望まれる方々、多数のご参加を関係者一同お待ち申し上げます。
【開催日】2024年12月7日(土)
【会場】徳島大学 常三島キャンパス 共通講義棟(徳島市南常三島町2丁目1番地)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/136.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「走査型電子顕微鏡の紹介」
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、走査型電子顕微鏡(SEM-EDS)についてご紹介します。
走査型電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope: SEM)は、試料の微構造の情報を得る観察手法です。微構造観察には、一般的な金属顕微鏡、実体顕微鏡、レーザー顕微鏡などの多くの装置がありますが、SEMは観察倍率10,000程度で観察できることから小さな領域を正確に測定するときによく用いられます。更に、SEMは他の顕微鏡では出来ない組成の分別が可能であり、これが微構造観察において有益な情報源となることから、使用頻度が高くなる顕微鏡の一つとなっております。
SEMの観察手法は、電子線を照射して表面状態を観察します。そのため、焦点深度が深く、幅広い深さでピントが合います。焦点深度がほぼ1点である他の顕微鏡は、倍率を上げれば上げるほどピントがずれて正確な観察が困難になりますが、この特性を有するSEMは高倍率でもピントがずれることなく観察できます。また、焦点深度が深いことは、多少の凹凸試料でも観察できることを意味し、観察試料の表面性状に左右されることが少なくなります。
その他の特徴として、SEMにはEDSという元素分析が可能な装置を付属できます。SEM観察では、試料が電子線を照射されることになります。この時に、試料に含まれる元素が励起され、特性X線という特殊なエネルギーを発生させます。このエネルギーは、元素ごとに決まっており、EDSはこのエネルギーの強さを検出および仕分けする装置となります。EDSを付属したSEMは、試料に含まれている元素の場所と量を観察画面上に表示でき、一般的な顕微鏡では同じように観察された試料もSEM-EDSでは全く異なった物質であると判断できます。ここでは、上記で述べた事柄について実際の観察事例を用いて紹介します。
各位の一層のご支援を賜りたいと思います。
▼走査型電子顕微鏡の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/35.html
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〔セミナー案内〕
▼第4回(2024年)測定・分析機能紹介セミナー▼
第1回は、OCRFが耐火物の分析センターとしての基盤を確立したことを宣言し、見学と実演を主にした内容とし、第2回目は、蛍光X線装置とICP装置に関するメーカー説明とOCRFにおける分析に関する適用事例の紹介を実施し、昨年、第3回は前半ではその続きとして、原子吸光分析装置の特性説明と取得データについての事例紹介を行い、後半では、OCCに最近導入した新規装置の紹介と適用分野を紹介させていただきました。
今年の第4回セミナーにおいてもOCCのさらなる新規装置でどんなことができるのかを広く知ってもらい、広く皆様に利用していただくことで新製品開発にもつなげていただきたいとの願いを込めて開催するものです。
【開催日時】2024年10月25日(金)13:00~16:40
【会場】岡山セラミックスセンター セミナー室(岡山県備前市西片上1406-18 TEL 0869-64-0505)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/152.html
▼第2回(2024年)分析技術&自動化セミナー▼
装置メーカーによる新たな分析技術及び人手(人材)に代わる自動化装置の紹介、IT、IoT、DXに関するセミナーを開催します。
【開催日時】2024年11月8日(金)13:00~16:55
【会場】岡山セラミックスセンター セミナー室(岡山県備前市西片上1406-18 TEL 0869-64-0505)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/144.html
▼第30回ヤングセラミスト・ミーティング in 中四国▼
本年の『ヤングセラミスト・ミーティング(通称:ヤンセラ)』は、徳島において開催します。この会は、優秀な若手セラミスト達が日頃の研究成果の中でもキラリと光る内容を発表するもので、新製品開発や新技術導入のヒントを得ていただくための研究並びに作品発表会です。
この行事には、中・四国エリアでセラミックスの研究開発を進める大学など学術研究機関の先生方も多数参加されますので、情報交換や交流を深める絶好の機会であると考えています。
日々、研究に邁進されている研究者に限らず、産・学の交流を望まれる方々、多数のご参加を関係者一同お待ち申し上げます。
【開催日】2024年12月7日(土)
【会場】徳島大学 常三島キャンパス 共通講義棟(徳島市南常三島町2丁目1番地)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/136.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
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配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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