OCC News Vol.23(2023.7.7)
2023/07/07 (Fri) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2023.7.7発行 Vol.23
「OCC 分析センター:硫黄(イオウ)の分析」
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、硫黄(イオウ)の分析についてご紹介します。
三酸化硫黄SO3は、50~200℃でAl2O3 + 3SO3 ⇒ Al2(SO4)3のような硫酸塩の生成による組織膨大、800~1000℃でMgO + SO3 ⇒ MgSO4のような低融物の生成による溶損が推定されています。一方、実機では、次のような事例が紹介されています(参考:耐火物手帳改定12版 P.42)。
セメントロータリーキルンの燃料中に含まれるS成分が燃焼により硫黄酸化物(SOX)となり、それが気孔を通じて低温側に析出しMgOなどの塩基性耐火物と反応。生じた低融物のMgSO4などが溶損原因になる。
ガラス溶解炉の蓄熱室には、排ガス成分の硫酸塩(Na2SO4)が800~900℃の温度域に蓄積し、固化ー液化の繰り返しによる組織破壊を起こす。
このように、硫黄成分は耐火物の損傷に関わるので、その分析は重要になります。
硫黄の分析にはJIS R 2016-1(重量法及び滴定法),-2(機器分析法)が制定されていますが、いずれも適用範囲が5%以下に限定されています。
今回紹介する方法は、5%を超える場合についてです。理論的にSO3量のわかる無水硫酸ナトリウム粉末を用いて、JIS R 2016-1(重量法)を参考に一部操作を変えた方法で得られた結果とJIS R 2016-2に準拠した熱分解(電気抵抗加熱)-赤外吸収法を用いて得られた結果について、事例紹介を行います。
▼Na2SO4中の硫黄分の分析事例(2つの方法による)▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/22.html
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◎セミナー案内
◆2023年度 耐火物工学セミナー(耐火物中級講座)
【開催日】2023年8月1日~3日 3日間
▼詳細は以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/140.html
◆2023年度 熱力学平衡計算ソフト FactSageセミナー
【開催日】2023年8月4日
▼詳細は以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/142.html
◆セメントの遅延剤、硬化剤に関するセミナー
【開催日】2023年8月18日
▼詳細は以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/143.html
◆Solidworks(3次元CAD)セミナー(l)<基礎編>
【開催日】2023年10月5日~6日 2日間
▼詳細は以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/133.html
◆Solidworks(3次元CAE)セミナー(ll)<応用編>
【開催日】2023年10月11日~13日 3日間
▼詳細は以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/146.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「OCC 分析センター:硫黄(イオウ)の分析」
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、硫黄(イオウ)の分析についてご紹介します。
三酸化硫黄SO3は、50~200℃でAl2O3 + 3SO3 ⇒ Al2(SO4)3のような硫酸塩の生成による組織膨大、800~1000℃でMgO + SO3 ⇒ MgSO4のような低融物の生成による溶損が推定されています。一方、実機では、次のような事例が紹介されています(参考:耐火物手帳改定12版 P.42)。
セメントロータリーキルンの燃料中に含まれるS成分が燃焼により硫黄酸化物(SOX)となり、それが気孔を通じて低温側に析出しMgOなどの塩基性耐火物と反応。生じた低融物のMgSO4などが溶損原因になる。
ガラス溶解炉の蓄熱室には、排ガス成分の硫酸塩(Na2SO4)が800~900℃の温度域に蓄積し、固化ー液化の繰り返しによる組織破壊を起こす。
このように、硫黄成分は耐火物の損傷に関わるので、その分析は重要になります。
硫黄の分析にはJIS R 2016-1(重量法及び滴定法),-2(機器分析法)が制定されていますが、いずれも適用範囲が5%以下に限定されています。
今回紹介する方法は、5%を超える場合についてです。理論的にSO3量のわかる無水硫酸ナトリウム粉末を用いて、JIS R 2016-1(重量法)を参考に一部操作を変えた方法で得られた結果とJIS R 2016-2に準拠した熱分解(電気抵抗加熱)-赤外吸収法を用いて得られた結果について、事例紹介を行います。
▼Na2SO4中の硫黄分の分析事例(2つの方法による)▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/22.html
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◆2023年度 耐火物工学セミナー(耐火物中級講座)
【開催日】2023年8月1日~3日 3日間
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◆2023年度 熱力学平衡計算ソフト FactSageセミナー
【開催日】2023年8月4日
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◆セメントの遅延剤、硬化剤に関するセミナー
【開催日】2023年8月18日
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◆Solidworks(3次元CAD)セミナー(l)<基礎編>
【開催日】2023年10月5日~6日 2日間
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◆Solidworks(3次元CAE)セミナー(ll)<応用編>
【開催日】2023年10月11日~13日 3日間
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以下のリンクからお問い合わせください。
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
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〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
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