OCC News Vol.17(2023.1.13)
2023/01/13 (Fri) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2023.1.13発行 Vol.17
「OCC 分析センター:窒化珪素鉄原料の分析」
関 係 各 位
新春のお慶びを申し上げます。
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今年最初は、窒化珪素鉄原料の分析についてご紹介します。
窒化珪素鉄(フェロ窒化珪素)原料は、高炉出銑孔用マッド材に一般的によく使用されており、(鋳床脱珪を行う)傾注樋の壁材(高SiC質)に適用効果があるとの報告もなされています1)2)。
窒化珪素鉄原料は、珪素鉄を窒化したもので、Si3N4を主成分とし遊離のFe及び未窒化のFe-Siを含む、Si3N4と金属の混合物2)と言われています。これら成分のうち、主成分のSi3N4が多いほど、耐スラグ性が良好になり、適用効果が高くなると考えられます。したがって、成分分析では、Si3N4の分析値が重要となります。
一方、窒化珪素鉄原料の分析では、T-Si(全Si)、T-Fe、T-O、T-Nの元素分析を行い、必要に応じ、微量元素であるT-Al、T-Ti、T-Caなどを分析します。これら成分の分析方法は、分析元素の種類と量に応じて、各種方法が採用されます。T-Siは重量法とICP法の併用、T-FeはICP法、T-OとT-Nは酸素―窒素分析装置を用いた方法により分析できます。さらに、分析した元素から、Si3N4、SiO2、Fe-Si、Feなどの定量値が推定できます。
今回、窒化珪素鉄原料を用い、T-Si、T-Fe、T-O、T-Nの元素を分析し、Si3N4、SiO2、Fe-Si、Feの分析量を推定してみました。
(参考文献)1) 米谷和浩ら:耐火物 50 [6] 326-330 (1998)
2) 野上尚洋ら:耐火物 60 [10] 560-564 (2008)
▼ 窒化珪素鉄原料の分析事例▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/16.html
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◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
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◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「OCC 分析センター:窒化珪素鉄原料の分析」
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今年最初は、窒化珪素鉄原料の分析についてご紹介します。
窒化珪素鉄(フェロ窒化珪素)原料は、高炉出銑孔用マッド材に一般的によく使用されており、(鋳床脱珪を行う)傾注樋の壁材(高SiC質)に適用効果があるとの報告もなされています1)2)。
窒化珪素鉄原料は、珪素鉄を窒化したもので、Si3N4を主成分とし遊離のFe及び未窒化のFe-Siを含む、Si3N4と金属の混合物2)と言われています。これら成分のうち、主成分のSi3N4が多いほど、耐スラグ性が良好になり、適用効果が高くなると考えられます。したがって、成分分析では、Si3N4の分析値が重要となります。
一方、窒化珪素鉄原料の分析では、T-Si(全Si)、T-Fe、T-O、T-Nの元素分析を行い、必要に応じ、微量元素であるT-Al、T-Ti、T-Caなどを分析します。これら成分の分析方法は、分析元素の種類と量に応じて、各種方法が採用されます。T-Siは重量法とICP法の併用、T-FeはICP法、T-OとT-Nは酸素―窒素分析装置を用いた方法により分析できます。さらに、分析した元素から、Si3N4、SiO2、Fe-Si、Feなどの定量値が推定できます。
今回、窒化珪素鉄原料を用い、T-Si、T-Fe、T-O、T-Nの元素を分析し、Si3N4、SiO2、Fe-Si、Feの分析量を推定してみました。
(参考文献)1) 米谷和浩ら:耐火物 50 [6] 326-330 (1998)
2) 野上尚洋ら:耐火物 60 [10] 560-564 (2008)
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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