OCC News Vol.7(2022.4.8)
2022/04/08 (Fri) 11:50
メールマガジン〔OCC News〕 2022.4.8 発行 Vol.7
「使用後耐火物中の塩化物イオンの分析」
関 係 各 位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、セメントロータリーキルンやごみ焼却炉などで使用された耐火物に含有される塩素の分析、及び、分析に使用した新規導入装置を紹介します。
塩化物は製品耐火物には含有されませんが、使用後の耐火物には含有されることがあります。例えば、セメントロータリーキルンの原料の一部として使用される廃棄物や都市ごみの焼却灰には塩化物が含まれるので、それらが耐火物成分と反応し、ときに、耐火物の損傷要因になることがあります。
一例として、FeCl3(融点302℃)は耐火物中のSiO2成分とは、耐火物にとって比較的低い温度で、6FeCl3 + 7SiO2 → 6FeSi + 14ClO (↑)+ SiCl4(↑)のように反応し、SiO2成分(粘土質耐火物など)を溶解します。また、塩素ガスは 2Cl2 + SiC → SiCl4(↑)+ Cによって、SiC耐火物を損傷します。
このように、塩化物と耐火物の構成成分との反応は無視できない現象であり、実炉に供する耐火物は適切な成分が選定される必要があります。そこで、当財団では、耐火物中の塩化物イオン分析が可能な自動滴定装置を新たに導入し、一例としていくつかの分析を試みてみました。
身近な塩化物含有物質である水道水中の塩素分析、セメントロータリーキルンで使用されたスピネル系耐火物中の塩素分析を行ってみました。
▼水道水、使用後耐火物中の塩化物イオン分析の事例 ▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/7.html
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◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信を停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「使用後耐火物中の塩化物イオンの分析」
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今回は、セメントロータリーキルンやごみ焼却炉などで使用された耐火物に含有される塩素の分析、及び、分析に使用した新規導入装置を紹介します。
塩化物は製品耐火物には含有されませんが、使用後の耐火物には含有されることがあります。例えば、セメントロータリーキルンの原料の一部として使用される廃棄物や都市ごみの焼却灰には塩化物が含まれるので、それらが耐火物成分と反応し、ときに、耐火物の損傷要因になることがあります。
一例として、FeCl3(融点302℃)は耐火物中のSiO2成分とは、耐火物にとって比較的低い温度で、6FeCl3 + 7SiO2 → 6FeSi + 14ClO (↑)+ SiCl4(↑)のように反応し、SiO2成分(粘土質耐火物など)を溶解します。また、塩素ガスは 2Cl2 + SiC → SiCl4(↑)+ Cによって、SiC耐火物を損傷します。
このように、塩化物と耐火物の構成成分との反応は無視できない現象であり、実炉に供する耐火物は適切な成分が選定される必要があります。そこで、当財団では、耐火物中の塩化物イオン分析が可能な自動滴定装置を新たに導入し、一例としていくつかの分析を試みてみました。
身近な塩化物含有物質である水道水中の塩素分析、セメントロータリーキルンで使用されたスピネル系耐火物中の塩素分析を行ってみました。
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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