OCC News Vol.42(2025.4.10)
2025/04/10 (Thu) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2025.4.10発行 Vol.42
「熱伝導率測定装置(LFA)」の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
当財団は、熱流法、熱線法、レーザーフラッシュ法の3種類の熱伝導率測定装置がありますが、今回はその内のレーザーフラッシュ装置(LFA:Laser/Lamp Flash Analyzers)を新しく更新しましたので、紹介いたします。
まず、耐火物やセラミックスの熱伝導率の測定方法は、定常法と非定常法に大別されます。
定常法は試料に定常的な温度勾配を与え、熱伝導率を測定する方法であり、代表的なものが熱流法です。試料の片側を高温に、反対側を低温にし、試料内の各点の温度測定を実施することで熱伝導率を算出します。主に、カーボン質、SiC質、Al2O3-C質、MgO-C質などのカーボン含有系の耐火物に適用されます。
非定常法は、試料に過渡的な熱流エネルギーを加え、試料の温度応答から熱伝導率を算出する方法であり、熱線法とレーザーフラッシュ法が挙げられます。
熱線法は主に粘土質、硅石質、Al2O3質、MgO質等の電気伝導性のない酸化物系の耐火物や断熱材のような低熱伝導性材料、及びコンクリートのような複合材料の熱伝導率測定に適しています。熱線法の測定原理は試料内に配置した熱線に一定電力を加えたときの熱線近傍の試料温度の上昇から熱伝導率を算出します。
一方、レーザーフラッシュ法は一般に金属、セラミックス、ガラス、プラスチック等の均質な材料の熱伝導率測定に適しています。測定原理は試料の片面にパルス光を照射し、照射面の背面の温度変化を赤外線検出器によって得られた温度上昇曲線から熱伝導率を算出します。
今回はセラミックス材料の他、様々な最先端材料への熱拡散率、熱伝導率、比熱容量等の測定の利用が広がっているレーザーフラッシュ法と、従来の熱線法の測定例を比較して紹介します。
(石野 竜也)
▼熱伝導率測定装置(LFA)の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/41.html
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◎セミナー案内
▼2025年度 耐火物の基礎学問セミナー▼ 開催案内
耐火物並びに同関連産業の社員として働き始めた、或いは、中途採用で就職して期間が短い皆さんを対象として、耐火物の基礎技術を学ぶ研修会を開催します。
昨年に続き本年も多くの方々の参加が頂けるように会場を岡山市内として、また、講師と聴講者との懇親を図るため、初日に交流会を企画しました。
【開催日時】2025年5月15日(木)・16日(金)
【場所】ピュアリティまきび 孔雀の間(岡山市北区下石井2-6-41)
【講師】 品川リフラクトリーズ(株)、黒崎播磨(株)、日本製鉄(株)他
【プログラム】 詳しくはこちらから
【参加申込】Webでの申し込みはこちらから(プログラム内の参加申込書でFAX可)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/147.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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「熱伝導率測定装置(LFA)」の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
当財団は、熱流法、熱線法、レーザーフラッシュ法の3種類の熱伝導率測定装置がありますが、今回はその内のレーザーフラッシュ装置(LFA:Laser/Lamp Flash Analyzers)を新しく更新しましたので、紹介いたします。
まず、耐火物やセラミックスの熱伝導率の測定方法は、定常法と非定常法に大別されます。
定常法は試料に定常的な温度勾配を与え、熱伝導率を測定する方法であり、代表的なものが熱流法です。試料の片側を高温に、反対側を低温にし、試料内の各点の温度測定を実施することで熱伝導率を算出します。主に、カーボン質、SiC質、Al2O3-C質、MgO-C質などのカーボン含有系の耐火物に適用されます。
非定常法は、試料に過渡的な熱流エネルギーを加え、試料の温度応答から熱伝導率を算出する方法であり、熱線法とレーザーフラッシュ法が挙げられます。
熱線法は主に粘土質、硅石質、Al2O3質、MgO質等の電気伝導性のない酸化物系の耐火物や断熱材のような低熱伝導性材料、及びコンクリートのような複合材料の熱伝導率測定に適しています。熱線法の測定原理は試料内に配置した熱線に一定電力を加えたときの熱線近傍の試料温度の上昇から熱伝導率を算出します。
一方、レーザーフラッシュ法は一般に金属、セラミックス、ガラス、プラスチック等の均質な材料の熱伝導率測定に適しています。測定原理は試料の片面にパルス光を照射し、照射面の背面の温度変化を赤外線検出器によって得られた温度上昇曲線から熱伝導率を算出します。
今回はセラミックス材料の他、様々な最先端材料への熱拡散率、熱伝導率、比熱容量等の測定の利用が広がっているレーザーフラッシュ法と、従来の熱線法の測定例を比較して紹介します。
(石野 竜也)
▼熱伝導率測定装置(LFA)の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/41.html
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◎セミナー案内
▼2025年度 耐火物の基礎学問セミナー▼ 開催案内
耐火物並びに同関連産業の社員として働き始めた、或いは、中途採用で就職して期間が短い皆さんを対象として、耐火物の基礎技術を学ぶ研修会を開催します。
昨年に続き本年も多くの方々の参加が頂けるように会場を岡山市内として、また、講師と聴講者との懇親を図るため、初日に交流会を企画しました。
【開催日時】2025年5月15日(木)・16日(金)
【場所】ピュアリティまきび 孔雀の間(岡山市北区下石井2-6-41)
【講師】 品川リフラクトリーズ(株)、黒崎播磨(株)、日本製鉄(株)他
【プログラム】 詳しくはこちらから
【参加申込】Webでの申し込みはこちらから(プログラム内の参加申込書でFAX可)
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/147.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
配信停止させて頂きます。
https://v.bmb.jp/bm/p/f/tf.php?id=ocrf140618&task=cancel
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
当財団は、適確な情報を素早くお知らせするため、メールマガジンをはじめました。
今後も定期発行していきますので、よろしくお願いします。
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