大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン
 
■好評配信中!■おおいた事業承継・引継ぎニュースVol.13《定期便:2022年2月15日号》

このメールは、本メールマガジンにご登録いただいている方の他、大分県事業承継ネットワーク構成機関において事業承継支援に携わっておられる職員の方など、当センターに関わりのある皆さまにお送りしております。
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こんにちは。大分県事業承継・引継ぎ支援センターメールマガジン「おおいた事業承継・引継ぎニュース」編集長の”承 継子”です。
 このメールマガジンは、当センターの支援内容や事業承継に関わる様々な情報を、定期便(毎月2回発行)及び臨時便(不定期)にてお届けしています。
 創刊号からのバックナンバーも公開していますので、途中から購読された方、見逃してしまった方など、こちらからご覧いただけます。

≪ 今号の目次 ≫
・センター長便り:事業承継マッチングイベント
・トピック:第三者承継支援の現場から
・お知らせ:ホームページ更新情報-事業承継支援事例(2021年度版)
・2月後半の無料相談会:県内2ヶ所で開催予定
・この数字はナニ?:「15~45」≫≫≫答えは本文中にて
・オススメサイト:おおいた中小企業支援ポータル
・編集後記

■センター長便り:事業承継マッチングイベント
 当センターでは、県、および各支援機関等と連携しながら、大分県内の事業承継支援の課題解決に取り組んでいるところです。
 2025年には、70歳を超える経営者が245万人、そのうち127万人が後継者なしと言われる中、第三者承継について支援の充実、支援機関と民間M&A事業者との連携強化が求められています。このことから、第三者承継の気運を高め、マッチング機会の創出を図ることを目的に、商工会及び商工会議所、金融機関、中小企業診断士等、民間M&A事業者の方々を対象にした事業承継マッチングイベント事業を、県内三ヶ所(佐伯市、大分市、宇佐市)で開催しました。
 開催内容として、「中小M&Aガイドラインを踏まえた第三者承継のポイント」の研修後、民間M&A事業者から、成功事例や失敗事例、注意すべき点、苦労話等の講話がありました。その後、参加者は小グループに分かれて民間M&A事業者を交えた意見交換会を行いました。各支援機関の担当者にとっては、日常業務に追われて日ごろ聞けない話をじっくり聞くことが出来て、非常に参考となったようでした。

 第三者承継は結婚と同じで、うまくいっているようにあっても、社風など相性の問題もあればマリッジブルーがあったりなど、悩みや不安は尽きず、長期間を要するにもかかわらず直前に破談となることもあります。
 後継者がいない経営者の身近にいる各支援機関の担当の方々が、一人で悩むことなく、第三者承継に対する気運を高めマッチングの機会を増やすために、当センターが中心となって今後とも連携強化に努めてまいります。

■ トピック:第三者承継支援の現場から
 2020年早春に始まり3年目の2022年に入って猛威を振るう第六波オミクロン株。大分県でも2月8日には陽性者523名と、過去最大の感染者数となっています。
 コロナ禍の影響を受け、譲渡、廃業に向かう事業者が増加することが予想されましたが、当センターにおいて、2020年度は「譲渡」を希望する事業者の登録数は73件にとどまり、前年比65%と大きく減少しました。また「譲受」希望事業者数は135件で、「譲渡」希望事業者数を2倍近く上回る結果となりました。
 これは、行政による各種セーフティネット支援施策が機能している結果と捉えることもできます。また、譲受希望の事業者さんにとっては、現状を自社の業容拡大や新事業分野進出の機会と捉え、譲渡先の従業員を継続雇用することで昨今の人材採用難(特に技術職経験者の不足)も併せて解消できれば、との思いもあると考えられます。
 なお、今年度は1月末現在で、譲渡希望事業者115件、譲受希望事業者110件となっており、登録数はほぼ同程度で推移しています。

 2021年の大分県内企業の休廃業・解散件数は、357件(倒産件数37件の約10倍)です。このうち6割強の企業の直近決算は、黒字計上であったことが分かっています。ここしばらく続くと思われるコロナ禍の厳しい経営環境の中、後継者不在や自社事業の将来性不安を理由として、会社の廃業や清算をお考えの事業者代表の皆様には、商工団体(商工会や商工会議所)や金融機関を通して、当センターへ是非お早めにご相談ください。
 ご相談への対応、支援要請には迅速に対応してまいります。

■ お知らせ:ホームページ更新情報-事業承継支援事例(2021年度版)
 先日発刊した事業承継事例集「大分県事業承継物語2022」の記事を、スマートフォンなどでも見やすいWeb版として公開しています。
 掲載内容は、次の10社の事業承継事例です。

・からあげ花ちゃん(国東市)
・有限会社明石文昭堂(別府市)
・染矢建築(佐伯市)
・有限会社日の出園(日出町)
・株式会社ヤマナミ麺芸社(大分市)
・シェルブール/株式会社フクール(大分市)
・オリナスパック株式会社(大分市)
・株式会社高橋工業(竹田市)
・梅田家(宇佐市)
・本野はきもの工業(日田市)


■ 2月後半の無料相談会:県内2ヶ所で開催予定
 大分県事業承継・引継ぎ支援センターでは、県内各地で、専門家(弁護士・税理士・中小企業診断士)相談会及びエリアコーディネーター(当センター所属の相談員)による出張相談会を開催しています。いずれも「無料」「事前予約制」です。
 2月後半は、エリアコーディネーターによる出張相談会計2ヶ所(全日または半日)で開催の予定です。まだ空き枠がある会もありますので、お早めにお申し込みください。
※新型コロナウイルス感染症の感染拡大の状況により、中止する場合があります。
※今年度中の無料相談会は、2月で終了いたします。個別での相談ご希望の方は、随時受付けていますので、直接当センターまでご連絡ください。
☆エリアコーディネーターによる出張相談会
 ・宇佐市:宇佐商工会議所
  - 2月18日(金) 13:00~16:00
 ・別府市:別府商工会議所
  - 2月22日(火) 9:00~16:00

■この数字はナニ?:「15~45」

 答えは、「人のパーソナルスペース」です。自分と相手との距離なのですが、親しい人間なら不快感が出ない距離(密接距離)が「15cm~45cm」だそうです。(正面ではなく横並びの場合)
 単純にどちらかが手を伸ばせば相手の体に届く距離で、嫌いな人や不快に思う人、他人を入れたくないスペースということです。
 事業承継の場合、さすがに嫌いな相手や親密ではない相手に事業を譲ることはないでしょう。親密ではないにしても、手が届く距離の人へ承継するのではないでしょうか?
 ただコロナ禍の昨今、密接を避ける傾向にあるため、親密な間柄であっても少し離れて会話をする、または会話を必要最低限にしている方も多いと思います。
 ですが、事業承継においては、どのような場合でも事業主の想いは言葉にしないと伝わりません。
 事業承継を行う場合、「なんとなく」はダメです。「忙しいから」「なんとなく判っているだろう」ではなく、きちんと言葉にして伝えることから事業承継を始めてみませんか。第三者の仲介で話が進むという場合もありますので、支援機関の皆様からの後押しもよろしくお願いします。

■ オススメサイト:おおいた中小企業支援ポータル
 「おおいた中小企業支援ポータル」は、県内の中小企業・小規模事業者を対象とした、大分県が運営する情報提供サイトです。
 「目的からさがす」メニューから、「事業を後継者に引き継ぎたい」を選択して検索すると、事業承継に関する補助金や支援施策などの情報がご覧いただけます。

 現在は、事業承継税制に関わる相談窓口、大分県の経営者保証解除特別融資などの融資制度の案内の他、既に終了していますが、国の事業承継補助金各市町村の補助金大分県が主催している事業承継に関するセミナーなどの募集等が掲載されています。
 
 LINE公式アカウントやFacebook公式ページもありますので、最新情報をチェックしたい方は、登録、フォローしておきましょう!



【編集後記】
 先日、以前何度か行ったことがあるお店のご主人夫婦が載っている新聞記事に目が留まりました。事業を始めてからもう30年以上になるとか。今も変わらず同じ場所で顧客の皆さんを楽しませてくれているようです。
 笑顔がとても素敵なお二人ですが、それなりのご高齢になっているご様子です。ふと「このお店には後継ぎさんはいるのかな?」と思いました。たしか子供さんは別のお仕事に就いていたはず・・・それも娘さんで、今はご結婚されて県外にいらっしゃるはず・・・。私はこのお店とは直接的な関係はありませんが、一人前に職業病でしょうか?余計なお世話だと知りながら、つい考えてしまいました。
 町の人たちに永年親しまれているそのお店が、もし後継者がおらず閉店してしまうことになってしまったら・・・と考えると、とても寂しい気持ちになりました。(勝手に心配して勝手に寂しくなってしまい、スミマセン!)ですが、そんなお店も少なくないと思います。
 最近少しご無沙汰していたお店ですが、また行ってみようと思います。そしてもしきっかけができたら、思い切って名刺をお渡ししてみようかな・・・。

 最後までお読みいただきありがとうございました。今後の参考とさせいただくため、ぜひ末尾の読者アンケートにてご意見・ご要望をお寄せ下さい。 


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