大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン
 
■2025年も終わり■おおいた事業承継・引継ぎニュース Vol.65《定期便:2025年12月1日号》
このメールは、本メールマガジンにご登録いただいている方の他、大分県事業承継ネットワーク構成機関において事業承継支援に携わっておられる職員や士業の方など、当センターに関わりのある皆さまにお送りしております。
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 こんにちは!大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン「おおいた事業承継・引継ぎニュース」編集長の”承継子”(しょうけいこ)です。

 今年も残すところ、あとひと月となりました。慌ただしい師走を迎え、皆様もお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
 この時期は、一年の業績を振り返り、来年の計画を立てる大切な「棚卸し」の季節です。会社の資産や在庫だけでなく、「事業の未来」についても、この機会に一度じっくりと棚卸しをしてみませんか。
 今月号が「未来への棚卸し」の一助となれば幸いです。 

≪ 今号の目次 ≫
■センター便り:未来へつなぐ、年末の「事業の棚卸し」
■トピック1:開催報告「おおいた事業承継・引継ぎシンポジウム2025」
■トピック2:おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025(別府会場、日田会場)」終了しました
■お知らせ1:今後のイベント情報「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025(佐伯会場、竹田会場)」
■お知らせ2:新任職員よりご挨拶
■お知らせ3:今月の専門家相談会・出張相談会
■コラム:地域のチカラ:事業承継の防波堤~弁護士~
■編集後記 


■センター便り:未来へつなぐ、年末の「事業の棚卸し」
 師走に入り、多くの企業では決算や来期の計画策定に向けた「棚卸し」が進められている頃かと思います。在庫や資産を数え帳簿と照らし合わせる、この毎年恒例の作業。今年の年の瀬には、ぜひその範囲を「事業全体」に広げ、未来を見据えた「事業の棚卸し」をしてみませんか。
 
 まずは「目に見える資産」。財務諸表はもちろん、老朽化が進む機械や、個人名義のままになっている事業用不動産など、現状を正確に把握し、整理します。
 次に「目に見えない資産」。これこそが事業承継の核となります。創業当時から受け継いできた経営理念、長年培った技術やノウハウ、顧客や取引先との信頼関係、そして何より、会社を支える従業員の皆さんなどです。何物にも代えがたいこれらの「資産」「強み」を、再評価することが重要です。
 同時に「課題の棚卸し」も必要です。借入金や個人保証の状況、特定の人物に依存した業務体制、デジタル化の遅れなど、見て見ぬふりをしてきた課題も明確にします。
 
 なぜ、これらの「事業の棚卸し」が事業承継の第一歩になるのか。それは、この「棚卸し」こそが、自社の本当の価値と課題を浮き彫りにすることができるからです。ご自身が思ってもみなかった強みを発見することができたり、後継者候補の方にとっても魅力に感じる、自社の「宝」が見つかるかもしれません。
 
 年末年始は、ご家族や親族が集まる貴重な機会でもあります。この棚卸し結果をもとに、「会社の未来」について少しだけ話す時間を持ってみてはいかがでしょうか。私たちセンターは、皆様の「事業の棚卸し」を整理し未来の計画づくりをお手伝いする、伴走者であり壁打ち相手です。一緒に円満な事業承継を目指しましょう。

■トピック1:開催報告「おおいた事業承継・引継ぎシンポジウム2025」
 去る11月17日(月)、J:COMホルトホール大分にて「おおいた事業承継・引継ぎシンポジウム2025」を開催し、約50名の経営者・支援者等の皆様にご参加いただきました。

 「社長、最初の電話を誰にかけますか?」という問いかけで始まった当シンポジウム。第1部では、立場の異なる3名の専門家、地域承継&パートナーズ 代表取締役 島津一暁氏、株式会社バトンズ 常務取締役 宮竹秀太郎氏、弁護士法人アゴラ 上野貴士弁護士に登壇していただき、「事業承継で一番大切にしたいこと」について、それぞれの立場でプレゼンテーションしていただきました。
 続く第2部「本音で激突トーク!」では、当センターの栗山承継コーディネーターがモデレーターを務め、具体的な3つのケーススタディを提示し、登壇者3名の視点から三者三様の熱い議論が交わされました。(左から上野氏、宮竹氏、島津氏、右端は栗山)

 参加者からは「事業承継に唯一の正解は無いということがよく分かった」「支援者の立場で共感できる点も多く、今回新たな発見もあった」などの感想をいただきました。
 今回参加できなかった方、シンポジウムの様子をもう一度ご覧になりたい方向けに、当日の様子を録画したアーカイブ動画を、当センターYouTube公式チャンネルにて期間限定公開を予定しています。試聴方法等については、来月号のメールマガジンにてお知らせします。

■トピック2:おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025(別府会場、日田会場)」終了しました
 県内4か所を巡る大分県主催「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」が、11月14日(金)に別府会場からスタートし、11月26日(水)には日田会場で開催されました。

 両会場ともに、実際に事業承継を経験された県内外の経営者様にご登壇いただき、事業承継を決意した経緯から、苦労した点、そして承継後の変化まで、リアルな体験談をお話しいただきました。
(写真は別府会場)
 参加された皆様からは、「同じ経営者として共感する部分が多かった」「専門家の話だけでなく、実際に乗り越えた人の話は説得力が違う」と好評でした。同時開催の「経営なんでも相談会」にも、事業承継に取り組まれている事業者様が相談に来られ、事業承継への関心の高さを改めて実感しました。

 こちらも、当日の様子を録画したアーカイブ動画、開催レポートが、近日中に専用ウェブサイトで公開される予定です。

■お知らせ1:今後のイベント情報「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025(佐伯会場、竹田会場)」
 ご好評いただいている大分県主催「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」も、いよいよ佐伯市、竹田市と残り2会場となりました。 
 お近くの方はもちろん、前半2会場でご都合が合わなかった方も、ぜひこの機会にご参加ください。

<開催スケジュール>
・佐伯会場:2025年12月12日(金) 13:00~15:00 @ 佐伯東地区公民館
・竹田会場:2026年01月15日(木) 13:00~15:00 @ 竹田市城下町交流プラザ
【同時開催:経営なんでも相談会(予約制、先着順)】
 事業承継のことはもちろん、売上アップ、資金繰り、人材育成、事業再生など、経営のあらゆるお悩みに、大分県の4つの支援機関(当センター、大分県よろず支援拠点、大分県中小企業活性化協議会、大分県信用保証協会)がチームを組んで、ご相談に対応します。


■お知らせ2:新任職員よりご挨拶
 はじめまして!令和7年11月より、大分県事業承継・引継ぎ支援センターにて勤務することとなりました、萩原康太朗(はぎわらこうたろう)と申します。第三者承継支援のサブマネージャーとして、事業承継をサポートする業務を担当いたします。
 
 これまで、金融機関で4年間勤務し、その後約5年半にわたりM&A仲介会社で中小企業や個人事業主の皆様の第三者承継支援に従事してまいりました。ファイナンス業務や中小企業の経営支援、事業計画書作成のサポートなど、多岐にわたる業務を通じて、企業現場での課題や経営者の想いに寄り添い続けてきた中で、後継者不在による中小企業の廃業や倒産が増加し、経営者・従業員・ご家族の生活を守るための事業承継や経営支援の重要性をますます強く感じています。これまで培った経験を活かし、中小企業や個人事業主の皆様の大切な事業の未来を守るため、全力でサポートしてまいります。
 
 プライベートでは、家族との団欒や小学生時代から続けている野球をはじめ、もみほぐしやドライヘッドスパなどのリラクゼーションサロン巡りなど、多趣味な性格です。仕事でもプライベートでも、人と人とのご縁を大切にし、日々新しい発見を楽しみにしています。
 大分県は豊かな自然や歴史、そして地元企業の情熱にあふれた地域です。私は大分県の事業承継が単なる世代交代で終わらず、地域の活力や雇用を守るための大切なことだと考えています。地元の企業が「想い」や「技術」を次世代へと繋ぎ、地域社会がより豊かになるよう、皆様と共に歩んでいきたいと思います。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


■お知らせ3:今月の専門家相談会・出張相談会
 後継者への株式譲渡に関する税務上のご相談や、経営権の移譲に伴う法的な手続きなど、具体的なご相談が可能です。お気軽にご予約ください。

【専門家相談会】 弁護士、税理士が対応します。
 事業承継に関する具体的なお悩みがあれば、専門家に相談するのが解決への近道です。12月の「税務・法律専門家による定例相談会」の日程は以下のとおり。税理士の相談会が2回あります。年末、年度末を控えた今月、この機会をぜひご活用ください。

 会 場: 大分県中小企業会館 6階
 日 時: 12月01日(月) 13:30~16:30 ⇒ 税理士 による法律相談
      12月08日(月) 13:30~16:30 ⇒ 税理士 による法律相談
      12月22日(月) 13:30~16:30 ⇒ 弁護士 による法律相談

【出張相談会】 センターの相談員が県内各地へ伺います。
 「相談したい気持ちはあるが、わざわざ出向くのが面倒だ…」そんな方のために、日時やお近くの会場を自由にお選びいただける「出張相談会」。12月の開催は以下のとおりです。

 12月02日(火) 中津市     10:00~15:00 会場:中津市役所
 12月03日(水) 豊後高田市   15:00~19:00 会場:豊後高田市役所
 12月03日(水) 姫島村     11:00~15:00 会場:姫島村中央公民館
 12月15日(月) 大分市     13:00~17:00 会場:大分市役所
 12月18日(木) 日田市     10:00~15:00 会場:日田市役所
 12月25日(木) 別府市     09:00~16:00 会場:別府市役所
  
 各種相談会は、いずれも事前予約制、費用は無料です(1枠1時間)。
 最新情報は当センターのホームページでもご案内していますので、お気軽にご予約・お問い合わせください。

 
 最新情報は当センターのホームページでもご案内していますので、お気軽にご予約・お問い合わせください。

■コラム:地域のチカラ:事業承継の防波堤~弁護士~
 事業承継は、企業の想いや資産を引き継ぐと同時に「契約」や「法的義務」も引き継ぐ行為です。良かれと思って進めた口約束が、後で大きなトラブルになるケースも少なくありません。
 特にM&A(第三者承継)においては契約書が重要となります。「表明保証」違反で、多額の損害賠償を請求されたり、個人保証の解除がうまくいかなかったり、法的なリスクは至る所に潜んでいます。また、親族内承継は相続の問題と切り離せません。株式を後継者にスムーズに引き継げるか、他の相続人の「遺留分」を侵害してしまわないかなど、法的な視点なくして円満な承継はあり得ません。
 弁護士は、こうした法的なリスクから経営者と後継者を守る「防波堤」の役割を担います。当センターでは、11月17日の「おおいた事業承継・引継ぎシンポジウム」にもご登壇いただいた上野弁護士をはじめ、県内の弁護士と連携し、無料の専門家相談会を実施しています。
 「相続や資産の整理方法、リスクについてアドバイスが欲しい」「契約書の内容チェックだけお願いしたい」など、法的なご相談があれば、まずはお気軽にご連絡ください。

■編集後記
 今号も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
 事業承継・引継ぎシンポジウムの熱気、すごかったですね!「誰に引き継ぐか」だけでなく、「何のために引き継ぐか」という、登壇者3名の哲学がぶつかり合う非常に濃密な時間でした。
 さて、2025年もいよいよ終わりを迎えます。皆様にとって、今年はどのような一年でしたでしょうか。「まだ早い」と思っていた事業承継も、一年経てば、その分だけ「待ったなし」に着実に近づいています。
 「来年こそは!」と決意されている経営者様も、まだ迷われている経営者様も、当センターは全力でサポートいたします。
 今年一年のご愛読、誠にありがとうございました。少し早いですが、どうぞ良いお年をお迎えください。(承継子)

※次号は年始のため発行日を変更し、1月5日発行予定です 。

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発 行:大分県商工会連合会|大分県事業承継・引継ぎ支援センター
所在地:大分市金池町3-1-64 大分県中小企業会館5F
電 話:097-585-5010 [受付時間] 平日 9:00-17:00
ホームページ :  https://www.oita-hikitsugi.go.jp

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