大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン
 
■大切な人と「対話」してますか?■おおいた事業承継・引継ぎニュース Vol.64《定期便:2025年11月4日号》
このメールは、本メールマガジンにご登録いただいている方の他、大分県事業承継ネットワーク構成機関において事業承継支援に携わっておられる職員や士業の方など、当センターに関わりのある皆さまにお送りしております。
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 こんにちは!大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン「おおいた事業承継・引継ぎニュース」編集長の”承継子”(しょうけいこ)です。
 11月に入り、本格的な秋の深まりを感じる季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 「スポーツの秋」「読書の秋」など様々ですが、大切な人とじっくり向き合う「対話の秋」としてみるのはいかがでしょう。
 事業承継は、経営者一人の問題ではなく、家族、従業員、そして会社の未来を共に創る後継者との「対話」から始まります。今月号が、そのきっかけとなれば幸いです。 

≪ 今号の目次 ≫
■センター便り:上期の振り返りと下期の事業承継イベントについて
■トピック1:支援者のスキルアップ研修を開催、地域の支援力を強化
■トピック2:事業承継診断 上半期の集計結果
■お知らせ1:【注目!】11/17開催!あなたの決断の軸は?「事業承継・引継ぎシンポジウム2025」
■お知らせ2:【県主催】「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」(今月は、別府市、日田市で開催)
■お知らせ3:今月の専門家相談会・出張相談会
■コラム:地域のチカラ~事業承継の金庫番「税理士」~
■編集後記 


■センター便り:上期の振り返りと下期の事業承継イベントについて
 いつまで暑い夏が続くのか思っていたら、いつの間にか秋がないままに寒い冬を迎えようとしています。経営者の高齢化、後継者不在の中小企業の経営者にとっての「2025年問題」に突入した今年度も、あっという間に上半期が終わってしまいました。

 当センターの上半期を振り返ってみますと、センター職員3名の入れ替わりに伴う新体制、併せて全員がサブマネージャーとなり、業務の引継ぎ等で慌ただしい中での事業承継支援活動となりました。今年度は、特に基礎自治体との連携強化を図ることを目標とし、大分県内18市町村の全てで開催する「事業承継出張相談会」をスタートすることができました。また、大分財務事務所との連携で「おおいた金融機関事業承継サポート会議」を立ち上げることもできました。継続的に開催している「月曜定例相談会(毎月第2月曜日・偶数月第2月曜日:税理士、毎月第4月曜日:弁護士)」も、センターの取組みとして定着しており、一定の成果を出しています。

 下半期については、第三者承継にスポットをあてた当センター主催の「おおいた事業承継・引継ぎシンポジウム2025」、県内4地区で順次開催する大分県主催の「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」などのイベントが目白押しです。今年度後半も、イベント開催や相談会を通じて事業承継・引継ぎ支援に力を入れてまいります。 

 事業承継を考え始めたとき、多くの経営者は「何から話せばいいのか」「誰に相談すればいいのか」という壁に直面します。長年、胸の内に秘めてきた事業への想い、後継者への期待、そして一抹の不安。そんな時、それらを言葉にし関係者と共有する「対話」こそが、円満な事業承継への第一歩です。
 下半期、特に11月は、その「対話」を後押しするイベントが県内各地で開催されます。専門家の話に耳を傾け、自社の未来を語り合う。そんな「対話の場」に、ぜひ足を運んでみてください。皆様の想いが言葉となり、未来が形になる、その瞬間を私たちセンター職員がサポートします。

■トピック1:支援者のスキルアップ研修を開催、地域の支援力を強化
 去る10月24日、県内の金融機関、商工団体、士業等の皆様を対象とした「事業承継 伴走支援人材育成研修」を、J:COMホルトホール大分にて開催し、定員を上回る70名以上の方々にご参加いただきました。

 午前の部【基礎編】では、中小機構の中小企業アドバイザー三室忠之氏を講師に迎え、「なぜ今、事業承継支援が必要なのか」という現状分析から、支援の第一歩となる「事業承継計画書」の具体的な作成支援方法まで、グループワークを交えながら学びました。黒字にもかかわらず後継者不在で廃業する企業が多い現状を共有し、支援者としての「声かけ」の重要性を再確認しました。

 午後の部【応用編】では、公認会計士の梅原克彦氏が登壇。「対話技術の基本は喋らせること」をテーマに、経営者の本音を引き出すためのヒアリング術や、M&Aの各フェーズにおける具体的な留意点、契約書で見るべきポイントなどを、豊富な実例を元に解説。参加者によるケーススタディディスカッションも行われ、「このスキーム提案は売り手にとって本当に有利なのか?」といった実践的な問いを巡り、活発な意見交換がなされました。

 参加者アンケートでも高い評価をいただき、継続開催を望む声も多く寄せられました。当センターは、こうしたご期待に応え、今後も支援者の皆様のスキルアップとネットワーク構築に繋がる研修を企画・開催し、地域全体の支援力向上に貢献してまいります。


■トピック2:事業承継診断 上半期の集計結果
 毎年、商工会・商工会議所・金融機関の協力のもと、事業承継診断を実施、診断結果を提出していただき、当センターで集計を行っています。今年度上半期分として、9月末までに各機関から提出された事業承継診断結果を集計した一部を紹介します。
 9月末までにセンターに提出された集計可能な事業承継診断は、489件(昨年:646件)でした。
 後継者「有り」と回答があった事業所は252件(昨年:308件)、後継者候補が「いない(不在)」と回答があった事業所は237件(昨年:338件)であり、昨年の同時期に比べると全体の診断件数は減少していますが、後継者不在率は52.3%から48.5%に減少しました。
 また、後継者不在率が50%以上の市町村は昨年13市町ありましたが、今年度上期では10市町と、減少傾向が見られました。
 しかしながら、全国的には依然として後継者不在による事業の休廃業が多く、特に、業績が良好な企業であっても、後継者不在により廃業を選択する「あきらめ廃業」が増加しています。

≪商工会・商工会議所・金融機関の皆様へ≫
 事業承継診断を行った際に、「あきらめ廃業」を考えている事業所はもちろん、廃業するのはもったいないと思われる事業所、承継の支援が必要と思われる事業所(後継者がいない、働けなくなったら廃業する、承継を考えていないという事業所)がありましたら、ぜひ当センターをご紹介ください。センター職員が事業所を訪問し、ご相談に対応ます。よろしくお願いいたします。

■お知らせ1:注目!】11/17開催!あなたの決断の軸は?「事業承継・引継ぎシンポジウム2025」

 長年守り続けてきた会社と大切な従業員、そしてご自身のこれからの人生。様々な想いが頭をめぐり、会社の将来についてなかなか決められない、ということはありませんか。

 事業承継の「正解」は一つではありません。今回のシンポジウムでは「地域か、利益か、安定か」をテーマに、立場の違う3人の専門家に登壇していただき、それぞれの視点から事業承継について本音でとことん話し合っていただきます。三者三様のリアルな話を聞くことで、皆様にとって一番しっくりくる「ご自身の答えのヒント」がみつかるはずです。
 専門家同士の白熱した議論を通じて、自社にとっての最適解、そしてご自身の「思考の軸」を見つけに来てください。

《概要》
・日 時:2025年11月17日(月) 13:30~16:00(受付開始13:10)
・会 場:J:COMホルトホール大分 2階 セミナールーム(JR大分駅南口徒歩2分)
・対 象:会社のこれからを考え始めた経営者、後継者、支援する立場の方など
・定 員:50名 (先着順)
・受講料:無料

《プログラム》
・13:30~13:40【問題提起】オープニングトーク
・13:40~14:50【第1部】プロの本音プレゼン「私が大事にしたいこと」
・14:50~15:30【第2部】本音で激突トーク!「もし、あなたならどうする?」

《登壇者》
・島津 一暁 氏(地域承継&パートナーズ株式会社 代表取締役)
・宮竹 秀太郎 氏(株式会社バトンズ 常務取締役)
・上野 貴士 氏(弁護士法人アゴラ 弁護士)

「対話」きっかけのひとつとして、ぜひ足を運んでみませんか。

■お知らせ2:【県主催】「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」(今月は、別府市、日田市で開催)
 県内企業の事例を通じて学ぶ「おおいた事業承継・引継ぎフォーラム2025」も、いよいよ別府会場、日田会場での開催が近づいてまいりました。
 当日は4機関(当センター、大分県よろず支援拠点、大分県中小企業活性化協議会、大分県信用保証協会)の専門家が個別相談に応じる「経営なんでも相談会」も同時開催します。

<間近の開催スケジュール>
・別府会場: 2025年11月14日(金) 13:00~15:00 @ ビーコンプラザ
・日田会場: 2025年11月26日(水) 13:00~15:00 @ 日田市複合文化施設AOSE



■お知らせ3:今月の専門家相談会・出張相談会
 経営者と後継予定者は、親子や親族関係、代表と従業員の関係である場合がほとんどです。親しい間柄でありながら、お互い本音での「対話」ができず時間だけが過ぎていく…そんなヤキモキした状況を打破するには、中立の立場で且つ事業承継に詳しい専門家から助言してもらうことがきっかけになることがあります。当センターでは、相談内容に合わせて以下の2タイプの相談会をご用意しています。

【専門家相談会】 弁護士、税理士が対応します。
 11月の「税務・法律専門家による定例相談会」の日程は以下のとおりです。 この機会にぜひご活用ください。

 会 場: 大分県中小企業会館 6階
 日 時: 11月10(月) 13:30~16:30 ⇒ 税理士 による法律相談
       11月25日(火) 13:30~16:30 ⇒ 弁護士 による法律相談

【出張相談会】 センターの専門相談員が県内各地へ伺います。
 「事業承継は難しそうでだから手を付けていない…誰かにヒントを教えてもらえれば…」そんなお困りの事業主さん、あるいはご家族からのご相談でも大丈夫です!日時、会場を自由にお選びいただける出張相談会で、お悩みを解決しませんか?

 11月11日(火) 大分市    09:00~12:00 会場:ホルトホール大分
 11月12日(水) 津久見市   10:00~15:00 会場:市民ふれあい交流センター
 11月12日(水) 杵築市    13:00~16:00 会場:杵築市役所
 11月18日(火) 宇佐市    14:00~16:00 会場:宇佐市役所
 11月20日(木) 日田市    10:00~15:00 会場:日田市役所
 11月20日(木) 玖珠町    13:00~15:00 会場:玖珠町役場
 11月26日(水) 国東市    14:00~16:00 会場:国東市役所
   11月27日(木) 別府市    09:00~16:00 会場:別府市役所

※各種相談会は、いずれも事前予約制、費用は無料です(1枠1時間)。

 
 最新情報は当センターのホームページでもご案内していますので、お気軽にご予約・お問い合わせください。

■コラム:地域のチカラ~事業承継の金庫番「税理士」~
 税理士は、税務に関する専門家として、事業承継において不可欠な存在です。特に、株式の評価や会社の財産を次世代に円滑に引き継ぐためには、自社株の評価額を正確に把握し、相続税や贈与税の負担を考慮した計画的な対策が求められます。また、事業承継税制などの特例措置を活用する際にも、税理士の専門的な知見が必須です。 
 「いつ、誰に、何を、どのように」引き継ぐのか。その選択によって納税額が大きく変わることも少なくありません。顧問税理士がいらっしゃる場合でも、事業承継に詳しい税理士のセカンドオピニオンが参考になることもあります。
 当センターでも、税理士の専門家相談会を毎月開催しています(相談無料)。是非、ご活用ください。

■編集後記
 今月も最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

 今月のテーマは「対話」でした。先日、久しぶりに実家に帰り父と食卓を囲みました。普段は照れくさくてあまり話さない仕事の話をしてみると、意外な父の一面が見えたり、自分の考えを改めて整理できたりと、思った以上に実りのある時間になりました。
 事業承継も、親子や従業員との何気ない会話の積み重ねが、未来を拓く鍵になるのかもしれません。皆様も、この秋の夜長に、大切な方と少しだけ深く話す時間を作ってみてはいかがでしょうか。

 暦の上では冬が始まります。皆様、どうぞ暖かくしてお過ごしください。 それでは、また次号(12月1日発行予定)でお目にかかります。(承継子)

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電 話:097-585-5010 [受付時間] 平日 9:00-17:00
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