大分県事業承継・引継ぎ支援センター メールマガジン
 
■新スタッフ紹介します!■おおいた事業承継・引継ぎニュース Vol.32《定期便:2023年5月1日号》

このメールは、本メールマガジンにご登録いただいている方の他、大分県事業承継ネットワーク構成機関において事業承継支援に携わっておられる職員や士業の方など、当センターに関わりのある皆さまにお送りしております。
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 こんにちは。大分県事業承継・引継ぎ支援センターメールマガジン「おおいた事業承継・引継ぎニュース」編集長の”承 継子”です。このメールマガジンは、当センターの支援内容や事業承継に関わる様々な情報を、定期便(毎月1回発行)及び臨時便(不定期)にてお届けしています。

≪ 今号の目次 ≫
・センター長便り:令和4年度事業の総括と今年度の取組み
・トピック1:当センターで支援した事業承継事例の紹介:YouTube公式チャンネル
・トピック2:新スタッフ3名の紹介
・お知らせ:エリアコーディネーター担当地区のお知らせ
・お役立ち情報:「ノンネーム」と「オープンネーム」
・編集後記

■センター長便り:令和4年度事業の総括と今年度の取組み
■令和4年度事業
(1)研修会等の事業
商工団体等の役職員向けに54回の開催、延べ734人の参加をいただきました。
 
(2)広報事業
マスコミでたくさんの事例が取り上げられました。特にBSフジの全国ネット「城島茂と学ぶ事業承継」では、大分県の2者(森梅園さんと漁村女性グループめばるさん)が紹介されました。ホームページでの承継事例YouTube動画の配信や、SNSを活用した情報発信、事業承継事例集作成、承継新聞の発行など、センターをより多くの方に知っていただくための広報活動を実施しました。

(3)相談会の事業
税理士・弁護士による相談会15回94者、エリアコーディネーターによる相談会42回51者、月曜相談会36回54者の参加をいただきました。

(4)事業承継診断の実施
2,569件のご協力をいただきました。この診断が入り口となり親族内承継のご相談が167件、第三者承継(譲渡)のご相談が172件ありました。その結果、親族内承継完了が37件、第三承継の完了が35件という実績を上げることができました。

■令和5年度事業計画
 具体的な事業については、本メールマガジンで逐次お知らせする予定ですが、従来の相談・支援事業、広報事業についてもさらにパワーアップして取り組む予定です。
 相談会は初めの一歩という方のための入り口相談会、課題がすでにある方のための課題解決相談会と、明確な区分により対応していく予定です。

■ トピック1:当センターで支援した事業承継事例の紹介:YouTube公式チャンネル
 過去のメールマガジンやSNSでも紹介してきましたが、当センターでは、一昨年度より、事業承継事例(動画版)を制作しYouTube公式チャンネルで公開しています。
 3月には、11事例のダイジェストをまとめた総集編(約10分)を公開しています。

 計110分を超える全11事例をテーマ別に凝縮していますので、まずはこちらをご覧いただき、大分県内事業者の多様な事業承継ストーリーを感じ取っていただければ幸いです。

 事業承継事例については、今年度も引き続き、パンフレット(冊子)、ホームページ、SNS、YouTube動画などを通してご紹介していく予定ですので、ご期待下さい。

■ トピック2:新スタッフ3名のご紹介
 前号でもお知らせしましたが、今年度4月より、当センターに3名のスタッフが新たに仲間入りしました。今回はこの3名について詳しくご紹介します。

■小手川亮太(こてがわりょうた)
 支援機関の掘り起こしを支援するエリアコーディネーター。担当エリアは竹田市、豊後大野市、佐伯市、由布市です。
 前職は商工会職員で20年間勤務。当初は経理担当でしたが、次第に直接中小事業者の力になりたいとの思いが募って経営指導員となり、豊後大野、日田、中津、杵築等で多くの経営支援に携わってきたそうです。
 また商工会在職中、職務の傍ら自ら通信教育を利用して税理士の資格取得に挑戦。10年間継続して受験を重ね、見事税理士試験に合格したという努力家でもあります。現在は当センターの業務と平行して税理士としての活動も行っており、事業承継支援にはうってつけの人材です。
 趣味はフットサルや釣り。時間があったら船に乗ってのんびり釣りをしたいという小手川さん、経営指導員としての豊富な経験と粘り強さ、チャレンジ精神で、先代と後継者との意向のすり合わせに注力し、円満な引継ぎに向けて活躍してくれることでしょう。

■矢上将大(やがみまさひろ)
 支援機関の掘り起こしを支援するエリアコーディネーター。担当エリアは日田市、玖珠町、九重町、中津市、宇佐市です。
 前職である商工会職員として11年間勤務してきた中で、中小事業者の経営支援、税務や財務、事業計画書作成など多様な支援業務に携わり、相談者の方々の想いに寄り添いながら苦労や喜びを分かち合ってきた経験をお持ちです。
 趣味は大学時代から始めた登山。県内のみならず日本アルプスや海外の山々に登頂したこともあるとか。現在は日本山岳会の会員として本格的な冬山やロッククライミングにはまっており、いずれは海外の7,000M級の山への挑戦も考えているアウトドア派のようです。
 壮大な夢を持つ矢上さんですが、現在の身近な興味はカレーの研究と自宅庭のお手入れ。多国籍料理(特に本格的なスパイスカレー)が大好きで、週末のカレー研究にいそしむため、庭の畑に植えるハーブやスパイスを探しにホームセンター巡りをしているとのこと。
 「事業への想いや理念を後継者へ繋げていく」という意義を大事にし、事業主の方にとってより良い形で事業が承継できるよう担当エリアを隈なく訪問しようと張り切っています。

■森永賢治(もりながけんじ)
 「第三者承継支援」を担当するサブマネージャーです。
 金融機関出身で、地元銀行に33年間勤務し、本部、日田、別府、福岡で金融全般業務に従事。関連会社勤務を経て、当センター職員の仲間入りをしました。
 焼酎で有名な酒造会社へ出向したこともあり、自分でつまみを作るほど晩酌が楽しみなので、酒に関する様々なことを知る良い経験だったと振り返っていました。
 一番の趣味は読書で、時間があれば常に本を読んでいるとのこと。ちなみに今読んでいるのは「今野 敏」。卓越した心理描写で読者を魅了する人気の推理小説家だそうです。読書家なのでインドア派かと思いきや、週末はトレーニングジムやゴルフ練習場に通い、食後のウォーキングも欠かさないなど、健康や体力にも気を使っているようです。
 今最も気になっていることは、今月控えているご長女の結婚式。中小企業の廃業や倒産を防ぎ経営者と従業員の生活を守れるよう支援したいと、事業承継支援という新たな分野の職務に就いた森永さんを、娘さんもきっとご自慢に思っていることでしょう。家庭的で真面目な姿に活躍が期待されます。

■お知らせ:エリアコーディネーター担当地区のお知らせ
 今年度は、第三者承継支援のサブマネージャー2名増員、エリアコーディネーター1名増員により、当センターは総勢15名となりました。これまで以上に、事業承継に関する幅広いご相談に応じる体制ができました。
 支援の入り口となる担当者は「エリアコーディネーター」ですが、その増員に伴い担当地区が変更されましたので、お知らせします。

【担当者】     【担当地区】
神志那 和美    大分市、臼杵市、津久見市    
岩崎 美紀         別府市、日出町、杵築市、国東市、姫島村、豊後高田市
矢上 将大     日田市、玖珠町、九重町、中津市、宇佐市    
小手川 亮太    竹田市、豊後大野市、佐伯市、由布市    
    
それぞれの経歴などは、当センターのホームページで確認できますので、ご覧ください。

■お役立ち情報:「ノンネーム」と「オープンネーム」
 第三者承継支援では、事業承継のご相談に対応する際、「ノンネーム」と「オープンネーム」という用語が使われます。今回はこのことについてご説明します。
 「ノンネーム」とは、「事業譲渡(売り)・事業譲受(買い)」のそれぞれが、自社の社名が特定できないよう社名を隠した(クローズ)状態で情報を開示し、相手探しを行うことです。その際、事前に相談者の「売り・買い」の意思が確認済みであることが最も重要な点です。次にノンネーム情報の記載内容について相談者の了解が得られていること、加えて、ノンネーム情報の開示範囲について相談者の了解が得られていることが必要です。
 これに対して「オープンネーム」とは、最初から自社の社名を開示(オープン)して、相手探しをする場合をいいます。社名を公開するリスクもありますが、その半面、事業を引き継いで地元に残したいという企業が見つかる場合もあります。最近では、他県の事例ではありますが永年続いている地域の有名店が、オープンネームにより相手探しを行った結果、スピーディーな成約に至ったという事例も出てきています。
 なお、当センターでは基本的に「ノンネーム」での成約を目指しています。


【編集後記】
 風薫る5月となりました。少しずつ元の生活に戻り始め、このGWは久し振りに賑わっている観光地の風景がニュース等で報じられています。この様子に皆さんも小さな安堵感を覚えているのではないでしょうか。
 大分県はご存じのとおり、海、山、温泉と観光資源の宝庫です。当センターで支援させていただいている先の中にも、海産物の飲食店や観光農園、アウトドア等の小売店、温泉旅館など、観光に関連した事業を営んでいる先が多くあります。
 事業承継の問題を抱えながら、この3年間の厳しい状況をなんとか耐えて来られた事業者さん達ばかりです。今後はまた以前のようにどんどん賑わいが戻ってくることが予想され、事業者さん達の喜びと期待は相当のものでしょう。事業承継もスムーズに進むことを願います。
 観光地を訪れ楽しむことは、大分県の観光資源とそれを生業としている中小事業者さん達を守ることにも繋がります。GWの後半やこれから到来する観光シーズン、コロナの影響はゼロではありませんが、引き続き感染対策をしながら久々の大分県を大いに楽しみましょう。 

 最後までお読みいただきありがとうございました。それでは次号をお楽しみに! (承継子)

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