<OCC News>
「CO(一酸化炭素)ガスによる耐火物腐食試験(その1)」
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2024.1.12発行 Vol.28
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関係各位

 平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
  本年もよろしくお願い致します。

 さて、今回は、最近導入し、試験が可能になった合成ガス炉システム、及び、この装置を用いたCO(一酸化炭素)による耐火物腐食試験を2回に分けてご紹介します。
1回目は、試験システムについてご紹介します。
合成ガス炉システムは、各種ガスの混合と、熱間で混合ガスにばく露された耐火物の腐食を調べることができる試験装置です。
   当財団では、まず、CO(一酸化炭素)を使用する場合の試験システムを検討しました。 COガスは致死性、爆発性の高いガスであるため、安全かつ長時間にわたる試験を行うことが困難です。今回構築したシステムに先だって用いた簡易実験系では、屋外などの風通しの良い場所での短期実験に限定され、有効な実験結果が得られにくい環境であることがわかりました。そこで、改善項目を整理し、今回のシステムをつくり上げました。COガスボンベの入ったシリンダーキャビネット、ガス混合装置、高気密性カーボン炉、プロセスガスモニター、それらを結ぶ配管、及び、複数箇所に配置されたCO検知器からなる装置システムを設計・構築することにより、屋内で安全かつ長時間の試験が可能になりました。
 装置開発により、次のような成果が得られました。(1)本システムを用いた依頼・共同研究などに安心して取り組めること、(2)ガス混合装置の設定条件を任意に選択できるように設計したことにより新たな知見が得られるようになったこと、(3)ASTMやISOで規格化されている、試料の外観、切断面観察による CO試験後の試料評価に加えて、新たな定量試験を試料評価のひとつとして見出せたこと等が挙げられます。装置の詳細をお知りになりたい方は以下の詳細版をクリックしてください。
 なお、次回は粘土質れんが(SK34)を用いたCOによる耐火物腐食試験の事例紹介を行います。従来よく知られていた現象に加え、新たな知見を得ることができましたので、ご期待ください。

  • 合成ガス炉システムの紹介▼
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http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/27.html
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以上、OCCからのお知らせでした。
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