<OCC News>
「CO(一酸化炭素)ガスによる耐火物腐食試験(その2) 」
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2024.2.9発行 Vol.29
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関係各位

 平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。

 今回は前号の続きとして、合成ガス炉システム装置を用いたCO実験の事例を紹介します。
 CO実験は1950~60年代に高炉用耐火物などで生じる耐火物崩壊現象を解明するために盛んに行われました。しかし、その後の研究継続はなく、日本ではCO試験のJIS規格も制定されていません。一方、海外には、国際規格としてISO 12676:2000があり、これは定期的に見直しが図られ、維持されています。また、米国にはASTM C288があり、海外のエンジニアリング会社からの引合いで、ASTM C288を用いた測定要求の事例があるように、CO実験は過去の研究課題とは言い切れないようです。さらに、カーボンニュートラルに向け、「水素還元製鉄」の研究が耐火物においても加速すると思われる現状において、COと水素との混合ガスと耐火物との反応研究は重要な課題になってくると考えられます。
 その下準備として、前報のメルマガで紹介したように、OCCでは安全で長期の実験が可能な設備・装置を実現しました。今回、開発した「合成ガス炉システム」を用いて、粘土質れんが(SK34)のCOばく露実験を行いました。その結果、従来よく知られていた現象に加え、新たな知見を得ることができましたので、詳細版にてご紹介したいと思います。

 ▼COガスにばく露された粘土質れんが(SK34)の腐食試験結果▼詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください。
http://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/28.html
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 耐火物並びに同関連産業の社員として働き始めた、或いは、中途採用で就職して期間が短い皆さんを対象として、耐火物の基礎技術を学ぶ研修会を開催します。
 昨年に続き本年も多くの方々の参加が頂けるように会場を岡山市内として、また、講師と聴講者との懇親を図るため、初日に交流会を企画しました。
【開催日時】2024年5月14日(火)・15日(水)
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https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/147.html
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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