GK Design Group Newsletter   April 2026

皆様こんにちは、GKデザイングループです。新年度の慌ただしさが落ち着く頃、暮らしの安心や社会に息づくデザインにも目を向けてみると、新たな気づきが見えてくるかもしれません。今号もGKデザイングループの活動や取り組みをお届けします。
NEWS 1

住民の訓練を次の避難戦略へつなぐ
「逃げトレView」提供開始

 
今年、東日本大震災から15年の節目を迎え、南海トラフ地震など大規模な津波への対策が急務となっています。こうした状況を見据え、人々の知見とテクノロジーを掛け合わせた津波避難戦略検討支援システム「逃げトレView」が4月1日より提供開始されました。
GK京都は、津波避難訓練アプリ「逃げトレ」の開発にデザインの視点から参画し、長年にわたり普及に取り組んできました。「逃げトレView」は、この訓練ログデータを活用し、避難行動やルート、訓練結果を地図上で可視化する分析システム。避難開始時刻や津波規模など条件を変えたシミュレーションも可能で、地域課題を科学的に把握できます。
住民の訓練を次の避難戦略へとつなげる、自治体との共創を促すボトムアップ型の支援ツールです。サービス提供の加速に向け、NPO法人「逃げトレ」の設立も進めています。

逃げトレView詳細はこちら(GK京都Webサイト)
逃げトレサービスWebサイト「みんなで逃げトレらぼ」はこちら


開発チーム:京都大学(矢守克也研究室)、九州大学(杉山高志研究室)、有限会社アールツー・メディアソリューション、GK京都



NEWS 2

GREEN×EXPO 2027を支えるVIデザイン――開催まであと1年

2027年3月19日より、横浜で国際園芸博覧会が開催されます。GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)は、国際園芸博覧会の中でも最上位(A1)クラスに位置づけられる大規模な博覧会で、「幸せを創る明日の風景」をテーマに花や緑のある暮らしを通じて社会課題の解決や地域・経済の活性化を目指しています。
GKグラフィックスは、本博覧会のヴィジュアルアイデンティティ(VI)のデザインシステムを構築し、VIガイドラインを作成しました。また、バナーやポスターを始めとした街なか装飾のデザインも担当しています。多くの関係者と調整しながら、柔軟にVIデザインシステムを拡張し本博覧会への期待感を高めていきます。これからも様々なVIデザイン展開が進められていきます。ぜひご注目ください。
*画像は2026年3月街なか装飾のもの



NEWS 3

安全・機能・景観の課題に応える
多様な車両に対応するホーム柵のかたち


様々な種別の車両が発着し、ドア乗降位置が揃わないホーム。この環境に応えるため採用されたのが、ロープが上下する「昇降ロープ式ホーム柵」です。近畿日本鉄道株式会社が導入し、デザインをGKインダストリアルデザインが担当しました。
最長20mに及ぶロープの上下動に耐える柱と梁(ダクト)の構造体を一体的にデザイン。ロープは注意喚起色の過剰な使用を避け、必要最小限の黄色と背景とのコントラストで視認性を確保し、安全性と駅空間との調和を両立しています。また、梁に号車案内、柱に注意事項を表示しつつ、カバー内部を配線収納に活用。安全性を担保しながら、利便性と駅空間の印象向上を図りました。
安全・機能・景観のバランスを整えることで、利用者にとって直感的にわかりやすく、初めての方にも安心して利用できるホーム環境を実現しています。

詳細はGKインダストリアルデザインWebサイトへ



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