GK Design Group Newsletter   July 2023

皆様こんにちは、GKデザイングループです。盛夏のみぎり、海に向かうと、波の音に涼しさが広がります。今月もGKデザイングループの取り組みや話題をお届けします。
NEWS

海洋環境の保全を考える、里海珊瑚プロジェクト 
障がいのある方の就労支援とIOT活用による取り組み

近年、海水温上昇の影響等により、海中サンゴの白化現象(※)が進んでいます。「里海珊瑚プロジェクト」は、サンゴを陸上で育成し海に還す「里海づくり」を目指すもので、サンクスラボ株式会社、アクセンチュア株式会社、GK設計による共同事業です。陸上養殖では、障がいのある方々が能力に応じて作業を担えるよう生育技術の習得を支援。社会的・経済的自立とともにそれぞれの能力を発揮できる環境創出を目指しています。そして、陸上で育ったサンゴは、自治体や漁協の協力のもと、海中の移植基盤に植付けられます。この基盤の設計・製作をGK設計が担当し、海底での作業性に加え、小魚にとって良好な魚礁になるようデザインしました。移植基盤は360度カメラとセンサーを備えた観測ターミナルを介して陸上より常時管理。サンゴを守る新たな魚礁として、自然に還る海の環境をつくっていきます。

※サンゴの白化現象:造礁サンゴに共生している褐虫藻が失われることで、サンゴの白い骨格が透けて見える現象。白化した状態が続くと、光合成生産物を受け取ることができず、壊滅してしまう。

デザインで世界をつなぐ、未来につなぐ
第4回 温州市国際デザインビエンナーレ GK上海・長田喜晃登壇


中国の浙江省温州市は古くから港町として栄える文化の薫り高い商業都市です。6月17日~24日に開催された「第4回 温州国際デザインビエンナーレ」(主催:中国共産党温州市委宣伝部、浙江安防職業技術学院)において、GK上海の総経理・長田喜晃が登壇しました。本ビエンナーレは、2016年第1回より累計30万人以上の参加者を数え、国内外からデザイナーを招へいした国際的学術イベントです。今回は、“温州の文化コンテクストおよびデジタルインテリジェンスと未来”というテーマのもと、デザインの視野を広げる多彩な話題がフォーラムで取り上げられています。長田は日本のデザインを例に、デザインがもたらす文化・経済・社会的価値について講演しました。世界と未来へつなぐ架け橋として、温州市が推進する地域密着型のデザイン啓蒙の取り組みに、今後期待が集まります。

みらいにいく50、GK京都創立50周年記念パーティー開催

6月30日、国立京都国際会館にて、来賓の方々および関係者約400名とともに、GK京都創立50周年を記念するパーティーが行われました。GK京都は、1972年に前身の京都デザインセンターが発足して以来、京都に根差したプロジェクトから社会課題への提案まで、あらゆる領域に活動を広げ今日に至っています。会場では、50年の歩みを振り返ったのち、新代表取締役社長に就任した麻田風児より、謝辞ならびに挨拶が述べられました。「未来に向けて、社員一人ひとりが本当に行きたい場所や思い描きたい未来を大切にしたい。皆様と共有できる想いや課題を見つけながら、進むべき『みらい』の方向を指し示す『羅針盤』のようなデザインファームであり続ける」と、決意を新たにしました。

GK京都がこれまで歩んでこられましたのも、ひとえに関係者の方々、支えてくださる皆様のおかげです。心より感謝を申し上げますとともに、新たな50年へと飛躍するGK京都に、どうぞご期待ください。
GK京都 新社長交代の詳細はこちら

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