OCC News Vol.45(2025.7.9)
2025/07/09 (Wed) 11:00
メールマガジン〔OCC News〕 2025.7.9発行 Vol.45
「通気率測定」の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、主に耐火物のガス透過性を評価する、通気率測定を紹介します。
通気率は、耐火物への液相の浸透性や、不定形耐火物の耐爆裂性(内部発生水蒸気の抜け易さ)等の評価手法としてJIS R 2115に規定されています。
通常、通気率測定は窒素ガスを利用し、サンプルに窒素ガスを印加し、ガス入口の圧力(印加圧)P1とガス出口の圧力(離脱圧)P2の差を試験圧P3(P1-P2=P3)とし、この3つの異なる試験圧において、ガス流量を測定し、通気率を求めます。
本試験は、主に不定形耐火物(主にキャスタブル)の乾燥および焼成時における耐火物内部の水蒸気の発生による内部圧力の増加に伴う爆裂(水蒸気発生による内部圧力の上昇により、耐火物が爆裂破壊する現象)の評価に用いられてきましたが、岡山セラミックスセンターでは、現在、カーボンニュートラルの実現のために開発中の水素還元製鉄プロセスで用いられる耐火物が水素に曝されることで耐火物内部に水素が深く侵入することが想定されことより、耐火物の耐水素ガス透過性評価の手法として、水素ガスにおける通気率測定を検討してきました。
そこで、通気率測定の概要と水素ガスによる通気率測定について紹介していますので、ご覧ください。
尚、本件は2025年に開催された第37回 耐火物技術協会 年次学術講演会にて報告しました。詳しくは耐火物誌 Vol.77 No.3 p.143 (2025)をご参照ください。
(武内 修治)
▼通気率測定の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/43.html
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〇人材育成セミナー紹介
(1)【耐火物中級セミナー相平衡状態図編】
耐火物技術者向けに耐火物に関する相平衡状態図や「FactSage」を集中的に学ぶセミナーです。
相平衡状態図の二成分系から三成分系までを学ぶセミナーを1日目に、2日目は多成分系の熱力学的平衡状態を簡単に予測できる「FactSage」の操作方法や解析事例を学び、その後、実験で得られた既知の平衡状態図とFactSageで得られた相平衡状態図との比較、および耐火物への適用事例などを紹介します。
【講師】1日目 相平衡状態図編 名古屋工業大学 橋本 忍 教授
2日目 FactSage編(基礎) 株式会社 計算力学研究センター 深山大元 氏
FactSage編(実践) (一財)岡山セラミックス技術振興財団 参与 内田茂樹
【開催日】2025年8月7日(木)~8日(金)
【場所】ピュアリティまきび(岡山県岡山市北区下石井2丁目6-41)
【その他】パソコンを使用して講義を行います。
詳細は
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/149.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contents/display/foundation/member.html
以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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このメールは、弊社とお名刺を交換していただいた方、セミナー、講習で
アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールはホームページの問合せから
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「通気率測定」の紹介
関係各位
平素より格別のお引き立てを賜り、心より御礼申し上げます。
今回は、主に耐火物のガス透過性を評価する、通気率測定を紹介します。
通気率は、耐火物への液相の浸透性や、不定形耐火物の耐爆裂性(内部発生水蒸気の抜け易さ)等の評価手法としてJIS R 2115に規定されています。
通常、通気率測定は窒素ガスを利用し、サンプルに窒素ガスを印加し、ガス入口の圧力(印加圧)P1とガス出口の圧力(離脱圧)P2の差を試験圧P3(P1-P2=P3)とし、この3つの異なる試験圧において、ガス流量を測定し、通気率を求めます。
本試験は、主に不定形耐火物(主にキャスタブル)の乾燥および焼成時における耐火物内部の水蒸気の発生による内部圧力の増加に伴う爆裂(水蒸気発生による内部圧力の上昇により、耐火物が爆裂破壊する現象)の評価に用いられてきましたが、岡山セラミックスセンターでは、現在、カーボンニュートラルの実現のために開発中の水素還元製鉄プロセスで用いられる耐火物が水素に曝されることで耐火物内部に水素が深く侵入することが想定されことより、耐火物の耐水素ガス透過性評価の手法として、水素ガスにおける通気率測定を検討してきました。
そこで、通気率測定の概要と水素ガスによる通気率測定について紹介していますので、ご覧ください。
尚、本件は2025年に開催された第37回 耐火物技術協会 年次学術講演会にて報告しました。詳しくは耐火物誌 Vol.77 No.3 p.143 (2025)をご参照ください。
(武内 修治)
▼通気率測定の紹介▼
詳細をお知りになりたい方は、以下をクリックしてください
https://occ.optic.or.jp/magazine/magazine_detail/index/43.html
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〇人材育成セミナー紹介
(1)【耐火物中級セミナー相平衡状態図編】
耐火物技術者向けに耐火物に関する相平衡状態図や「FactSage」を集中的に学ぶセミナーです。
相平衡状態図の二成分系から三成分系までを学ぶセミナーを1日目に、2日目は多成分系の熱力学的平衡状態を簡単に予測できる「FactSage」の操作方法や解析事例を学び、その後、実験で得られた既知の平衡状態図とFactSageで得られた相平衡状態図との比較、および耐火物への適用事例などを紹介します。
【講師】1日目 相平衡状態図編 名古屋工業大学 橋本 忍 教授
2日目 FactSage編(基礎) 株式会社 計算力学研究センター 深山大元 氏
FactSage編(実践) (一財)岡山セラミックス技術振興財団 参与 内田茂樹
【開催日】2025年8月7日(木)~8日(金)
【場所】ピュアリティまきび(岡山県岡山市北区下石井2丁目6-41)
【その他】パソコンを使用して講義を行います。
詳細は
https://occ.optic.or.jp/event/event_detail/index/149.html
◎測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のご相談、お見積などのご要望がありましたら、
以下のリンクからお問い合わせください。
▼測定・分析、施設・機器利用、依頼研究のお問い合わせは以下をクリック▼
https://occ.optic.or.jp/contact/contact_register.html
◎賛助会員への入会にご興味のある方
▼賛助会員のメリット、入会方法の情報は、以下をクリック▼
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以上、OCCからのお知らせでした。
今後ともよろしくお願いいたします。
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アンケートにお答えいただいた方、以前に測定・分析、受託研究などを
ご依頼された方、弊社ホームページに問合せを頂いた方にお送りしています。
今後配信を希望されない方は、こちらを クリックしてください。
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発行 一般財団法人 岡山セラミックス技術振興財団
〒705-0021 岡山県備前市西片上1406-18
連絡先:電話0869-64-0505 メールはホームページの問合せから
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